294枚のご応募いただいた素敵な写真の中から、審査員の沖縄タイムス、
伊禮 健さん、吉澤 ひとみさんによる厳正な選考の結果、以下の作品が選ばれました!!

2015年 グランプリ

「空にお願い」 Michiさん

撮影場所:宮古島(中の島ホール)

動きが速いイシガキカエルウオ…
暫くするとサンゴの上で休憩
口元が「ホ~ッ」と言ってるかの様子

【審査員コメント】
ちょっととぼけた顔ですが、クリッとした目と開いた口が何か物語っているかのように見えます。体全体が見えないことで表情が浮き立っているのでしょう。写真の左側の赤い部分と下をトリミングしたら、もっと表情が出てきたと思います。それにしても何となくホッとする写真ですね。

2014年 グランプリ

「星降る海」 TAKEOさん

撮影場所:石垣島

地形ポイントで見た何千、何万ものキンメモドキが光輝く姿はまるで海に星が降ってきたかのようにキレイでとても感動的でした。

【審査員コメント】
岩陰に潜むキンメモドキの群れは、いつ見ても圧巻です。闇に輝く無数の魚たちが、まるで星空のように見え、生命と躍動感あふれる力強い写真だと思います。写真上部の明るい部分をトリミングすると、さらに黒が引き締まり印象的に仕上がったかと思います。この作品は大きくプリントするほど、迫力が出てくる写真です。

2013年 グランプリ

「メリーゴランド」 つねおさん

撮影場所:石垣島

見事なサンゴの根をもっと丸く撮影してみました。黄色いチョウショウウオがアクセントです。

【審査員コメント】
ぐるっと回転した感じがおもしろい。水中写真としては斬新なアイディアだ。周りが青に統一されていて、効果的に被写体のサンゴを引き立てている。アクセントに置かれた黄色いチョウチョウオが、さらにスピード感を写真に与えている。少し残念に思われるのが、その魚の位置が中央部分から少しずれていると、構図に不安定感が生まれスピード感が、もっと増していたのでは。発想が優ったおもしろい写真。応募品の中でも、ひときわ目を引いた作品であった。

2012年 グランプリ

「サンゴのお城」 島らっきょうさん

撮影場所:石垣島

【審査員コメント】
サンゴに守られたイソギンチャク。それに住み着くクマノミ。まさにタイトル通りだ。魚眼レンズのワイド感が効果的にいかされ、サンゴの広がりや力強さが伝わってきます。さらに、クマノミの赤がアクセントになっています。このような写真を見ると「いつまでも美しい海を」と思うのは自分だけではないだろう。

2011年 グランプリ

「LOVE×2」 サユリさん

撮影場所:西表島

【審査員コメント】
ニシキテグリの「ニシキ」は錦の意味で、黒バックに鮮やかに浮き立ち、目を引く写真です。寄り添うペアがまさにタイトル通り。正面からとらえた顔がユーモラスでインパクトがあります。コメントによると放卵放精シーンということで、生態的にも貴重な1枚かも。

2010年 グランプリ

「サンゴの空を泳ぐ」 Yossyさん

撮影場所:ケラマ

【審査員コメント】
ケラマの浅瀬にあるきれいなサンゴと空のような青い海の狭間に泳ぐ魚たち。何気ない沖縄の水中風景ですが、太陽の陽ざしが差し込む浅瀬の海でサンゴとそこに群れる魚たちを選び、少しあおり気味にカメラを構え、バックに青い海を空と見立てることによってさらにサンゴと魚たちが引き立ちタイトル通りの構図となっているようです。近寄るとすぐに魚たちはサンゴの間に隠れてしまいますが、そっと近づいて魚たちが自然にサンゴの上を舞うように泳ぎだすのを待って撮られたのでしょう。沖縄の海をとても感じる作品でした。

2009年 グランプリ

「コブシメ」 谷口 常雄様

撮影場所:慶良間 阿嘉島