Q1. どこの海で植え付けしているの?

沖縄本島の恩納村海域です。かつてこの辺り一帯は、目を見張るほどのすばらしいサンゴ礁の海でした。しかし、オニヒトデの食害や海水温の上昇は、この海域のサンゴ礁にも壊滅的な打撃を与えました。そうした事態にいち早く積極的に取り組み始めた恩納村漁協の指導を受けながら、チームは活動をしています。

Q2. 植え付けるサンゴの種類は?

サンゴの種類や植え付け時期などによって、成長するスピードが異なるため、その時々で植え付ける種類を変えています。現在は、このエリアでの生存率が高いウスエダミドリイシとドネイを中心に植え付けを行い、サンゴ群落の形成を目指しています。

Q3. サンゴの苗はどうしてるの?

植え付け用のサンゴの苗は、恩納村漁協が、恩納村の海域に生息するサンゴをドナーとして採取し、陸上施設で養殖したものを植え付け用に適した大きさにして準備しています。採捕は、沖縄県漁業調整規則に基づき、特別採捕許可を得て行いました。

Q4. 植え付け後はどうなるの?

恩納村漁協の管理のもと、経過観察を行い、種類別にサンゴの生存率を確認しています。また、定期的にオニヒトデやレイシガイダマシ等の食害生物を除去しています。サンゴの産卵も毎年モニターされています。

Q5. ダイバーコースとノンダイバーコースの違いは?

ダイバーコースは実際にスキューバダイビングの器材をつけて、海中作業を行います。陸上リハーサルの後、2ダイブ目に、1人2本のサンゴの苗(予め植え付けできる状態まで成長したもの)を植え付けします。 ノンダイバーコースは、サンゴの苗を専用スティックに固定する苗作りを1人1本行います。ダイバーが植え付けをしている様子をスノーケリングで観察します。苗作りしていただいた苗は約2~3ヶ月後、地元関係者の手により植え付けされます。