更新日:2020/06/06
はじめに
新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、罹患された方々に心よりお見舞い申し上げます。
2020年春、新型コロナウイルスの影響で本来実施予定でした植付けイベントが中止となったため、チーム美らサンゴ協賛企業一同より、海洋環境改善と新型コロナウイルス感染症の終息を祈念して、サンゴ植付けを現地関係者(恩納村漁協、沖縄DSラグーン)へ依頼して実施しました。
その様子を「チーム美らサンゴコラム vol.1」として本記事とし、チーム美らサンゴに関する情報をコラム記事として複数回掲載することで、沖縄やサンゴの現状をお伝えしていきたい考えております。 チーム美らサンゴ協賛企業一同(全19社)
チーム美らサンゴコラムvol.1【サンゴ植付け】
はいさ~い(^^)/
チーム美らサンゴの植付けイベント運営を担当させていただいております、沖縄ダイビングサービスLagoonの池野です。
2020年春のイベントは残念ながら中止となってしまいましたが、こんな時こそ「できる事」をすることが大事ですね。
第1回目のコラム記事は【サンゴ植付け】です。
これはチーム美らサンゴの活動目的でもありますが、イベント中止に伴い本来参加者によって植付けられるはずだったサンゴを代わりに植付けしてきました!
梅雨真っ只中の沖縄恩納村ですが、植付け時は晴天に恵まれました!
まずは植付けするサンゴ苗を中間育成棚から選びます。
写真は恩納村漁協サンゴの父こと銘苅(めかる)さんですが、水中作業時はタンクを背負うスキューバダイビングではなく、船上のコンプレッサーからホースを伝って空気が送られるフーカー潜水で作業しています。
泳ぐというより、歩いたり跳ねたりして移動します!ホースの届く範囲でしか移動できなかったり、ホースが絡まることもあります。ただコンプレッサーが止まらない限りエア切れは起こりません(笑)
200本の成長したサンゴ苗を取り、植付けエリアに移動します。
池野「どこに植えるんですか?」と銘苅さんに聞くと、
銘苅「良さそうなところがある」と万座ビーチ沖へ船を走らせる。
そこは水深2~3m程のサンゴ礁岩盤エリアで自然のサンゴやシャコガイも多く生息していました。
サンゴが元気に育つには様々な要素が必要だと考えられていますが、一番は愛情だと銘苅さんは仰っています。
今回植付けたサンゴは3種、こちらは通称ドネイ(学名Acropora donei)
こちらは通称バラン(学名Acropora valenciennesi)
写真手前右側がウスエダミドリイシ(学名Acropora tenuis)
新型コロナウイルス感染症の終息を願って、植付けをしてきました。
動画(銘苅さんコメント付き)を公式YouTubeにて公開しましたので是非ご覧ください↓↓
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次回は初夏の時期ならではの【サンゴの産卵】についてです。